地方・中小企業の転職 面談・面接で聞く質問文テンプレート

小さな会社は口コミが少なく、求人票だけでは職場の実態が分かりません。面談や面接で、次の質問文をそのまま使って確かめてください。聞きにくいことも、角が立たない言い方にしてあります。答えが具体的か、人によって違わないかも手がかりです。
上司・チーム・人間関係
一緒に働く人との相性は求人票では分からないため、入社前に会う機会を作ります。
- 「入社後に直属の上司になる方と、10分ほどお話しする機会をいただけますか。」
- 「配属先の職場を、見学させていただくことはできますか。」
- 「チームの人数と年代の構成、1日のやりとりの流れ(会議や相談の時間)を教えてください。」
- 「困ったときに、上司以外に相談できる窓口や制度はありますか。」
答えの読み方:断られたときは理由を聞き、代わりの方法(電話での面談など)を提案してもらえるかを見ます。
評価・昇給・キャリア
評価の基準が見えない不安は、「誰が」「何を基準に」を聞くと解消しやすくなります。
- 「評価や昇給は、どなたが、何を基準に決めていますか。基準を書いたものがあれば、見せていただけますか。」
- 「評価の面談は、年に何回ありますか。結果は、どのように伝えられますか。」
- 「この職種の方の、直近3年の昇給の例(金額や率)を、差し支えない範囲で教えてください。」
- 「入社して3年後、5年後に、どのような役割を任される方が多いですか。」
答えの読み方:基準が書面にあり面談の回数も決まっている会社は、評価の仕組みが動いていると考えられ、「その都度決めます」だけなら昇給の見通しを重ねて聞きましょう。
給料・賞与・残業
月給が同じでも、賞与・手当・固定残業代で年収は変わるため、内訳を分けて聞きます。
- 「想定年収の内訳を教えてください。基本給、固定残業代、各種手当、賞与(直近の実績の月数)はそれぞれどれくらいですか。」
- 「固定残業代がある場合、何時間分で、超えた分は別に支払われますか。」
- 「月の平均の残業時間と、繁忙期の最大の残業時間を教えてください。」
- 「年間休日の日数と、有給休暇の取得状況(取得の平均日数)を教えてください。」
答えの読み方:内訳を即答できる会社は賃金の説明を準備しており、残業時間が「人による」だけなら、部署ごとの実際の数字を聞き直します。
仕事の範囲・育成
小さな会社は一人が複数の仕事を兼ねるため、募集職種以外の負担を先に確かめます。
- 「募集職種のほかに、兼務する業務はどれくらいありますか。1日の仕事の流れを教えていただけますか。」
- 「未経験の職種から入社した場合、最初の3か月は、どなたが、どのように教えてくださいますか。」
- 「同じ職種で、直近3年に入社した方は何人で、今も在籍されていますか。」
答えの読み方:教える人が決まっていて、入社後の流れを具体的に話せる会社は、受け入れの準備ができています。
欠員・退職者・会社の先行き
なぜ募集しているのかと、辞めた人の事情は、職場の実態を知るいちばんの手がかりです。
- 「この募集は増員ですか、欠員の補充ですか。」
- 「直近3年で、このポジションを辞めた方の人数と、差し支えない範囲で理由を教えてください。」
- 「差し支えない範囲で、主な取引先は何社くらいか、売上の中で一番大きい取引先の割合を教えてください。」
答えの読み方:増員は会社が伸びているサインのこともありますが、理由まで聞き、具体的に話せないときはエージェント経由で確認を頼みます。
労働条件・就業規則・選考の進め方
内定後に「聞いていない」とならないよう、書面で確かめる点と、周囲に知られずに進めるための相談を先に済ませます。
- 「就業規則や賃金規程は、入社前に見せていただけますか。難しい場合は、休日・残業代・退職金の扱いだけでも教えてください。」
- 「雇入れ時の就業場所と業務について、変更の範囲(転勤や配置転換の可能性)を教えてください。内定後の労働条件通知書にも書いていただけますか。」
- 「現職の都合で、面接は平日の夜か休日にお願いできますか。オンライン面接は可能ですか。」
- 「在籍先への問い合わせ(前職への確認)は、私の同意なしにしないでいただけますか。」
答えの読み方:就業規則の作成・届出は常時10人以上の会社の義務で(労働基準法第89条)、10人未満はルールが口頭のこともあるため、書面で確かめておきましょう。
