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新卒の企業選び 説明会・面接・OB/OG訪問で聞く質問文テンプレート

求人票や説明会の資料だけでは分からない、配属・育成・定着・働き方を確かめるための質問文です。全部を聞く必要はありません。気になるテーマから、2〜3問を選んで使ってください。面接で聞きにくいことは、説明会の質疑の時間や、内定後の面談、OB/OG訪問で聞くと、角が立ちにくいです。企業ごとの職場データ(選考体験・定着)は準備中のため、いまは質問文で確かめられるようにしています。

配属・異動について

聞く理由:2024年4月から、求人や労働条件通知書に「従事すべき業務の変更の範囲」と「就業場所の変更の範囲」を明示することになりました。募集要項の書き方と、担当者の説明が合っているかを確かめられます。

  • 「御社の新卒採用は、職種を決めて採用する形でしょうか。それとも、入社後に配属が決まる総合職でしょうか。」
  • 「初期配属は、どのような流れで、いつ頃決まりますか。希望を聞いていただく機会はありますか。」
  • 「入社後の異動や転勤は、どのような範囲で、どのくらいの頻度でありますか。勤務地を限定できる職種はありますか。」
  • 「希望と違う配属になった場合、相談できる窓口や、見直しの機会はありますか。」

答えの読み方:決まる時期や実際の異動の例まで返ってくれば、見通しを持ちやすい職場です。「会社が決めます」だけで終わる場合は、募集要項の「変更の範囲」を示して重ねて聞きます。

育成・研修について

聞く理由:研修の有無と内容は、新卒者を募集する企業が学生の求めに応じて提供することになっている職場情報の項目の一つです(若者雇用促進法)。育つまでの流れが分かります。

  • 「入社後の研修は、いつまで、どのような内容ですか。現場に出るまでに、どのくらいの期間をかけて育てていただけますか。」
  • 「配属後に、仕事や悩みを相談できる先輩や担当者はつきますか。何年目まで、どのような形で見ていただけますか。」
  • 「資格の取得や、社外の研修への支援はありますか。費用や勤務時間の扱いも教えてください。」
  • 「入社3年目の社員の方は、どのような仕事を任されていますか。」

答えの読み方:期間・内容・相談できる人が具体的に返ってくれば、育成の仕組みがあります。「現場で覚えてもらいます」だけの場合は、教える人と時間が決まっているかを重ねて聞きます。

定着・離職について

聞く理由:新卒者を募集する企業は、学生の求めに応じて、直近3事業年度の新卒採用者数・離職者数などを提供することになっています(若者雇用促進法)。離職率は、新規採用者数と全従業員のどちらを分母にするかで数字が変わるため、人数で聞くのが確かです。

  • 「直近3年間の新卒採用者数と、そのうち入社3年以内に辞めた人数を教えていただけますか。」
  • 「離職率は、どの人数を分母にして数えていますか。新卒だけの数字もありますか。」
  • 「新卒の方が辞めた理由として、多いものを教えていただけますか。差し支えない範囲で構いません。」
  • 「新卒の平均勤続年数や、定着のために取り組んでいることはありますか。」

答えの読み方:人数で答えが返ってくるか、割合だけか、お答えできないと言われるか、その対応も判断材料です。「若者雇用促進法に基づく職場情報として」と添えると聞きやすくなります。

働き方・給与について

聞く理由:固定残業代を賃金に含める求人は、基本給の額、固定残業代の時間数と金額、超過分を追加で支払う旨を明示することになっています(国の指針)。初任給の額面だけで比べると、実質の差が見えません。

  • 「初任給の内訳を教えてください。固定残業代や、通勤手当などの各種手当は、基本給とは別に書かれていますか。」
  • 「新卒1年目の月平均の残業時間と、有給休暇の取得日数の実績を教えていただけますか。」
  • 「入社1年目から3年目までの昇給額と賞与の支給の実績を、目安で構いませんので教えていただけますか。」
  • 「配属先の仕事の1日の流れと、勤務形態(現場・店舗・客先常駐・シフトなど)を教えていただけますか。」

答えの読み方:前事業年度の月平均所定外労働時間も職場情報の項目の一つです。実績の数字で答えが返ってくるかを見ます。「人によります」だけの場合は、新卒の平均を重ねて聞きます。

選考・Webテストについて

聞く理由:Webテストの形式は企業ごとに違い、合格の基準は公表されません。形式が分かれば、練習を絞れます。

  • 「選考で使うWebテストは、SPIや玉手箱などのどの形式で、いつ、どのように受けますか。」
  • 「Webテストの結果は、選考の中でどのように使われますか。性格検査も含めて教えてください。」
  • 「選考のスケジュールと、内定の連絡の時期を教えていただけますか。内定後の返事の期限はありますか。」
  • 「インターンシップに参加した場合、その情報は採用選考で使われますか。使われる場合は、どのように使われますか。」

答えの読み方:インターンシップで得た学生の情報を採用選考に使う場合は、募集要項に明示することが、国の合意で基準の一つになっています。曖昧な答えのときは、使い方を文書で確かめましょう。

OB・OG訪問で先輩に聞く

聞く理由:先輩の話は、その方一人の経験です。部署や年次の違う2〜3人に聞くと、会社の様子を偏りなく知れます。

  • 「入社して一番大変だったことは何ですか。それをどのように乗り越えられましたか。」
  • 「入社前に聞いていた仕事と、実際の仕事で、違った点はありましたか。」
  • 「同期の方は、どのような部署に配属されて、いまはどのように働いていますか。差し支えない範囲で教えてください。」
  • 「もう一度、就職先を選べるとしたら、入社前に何を確かめますか。」

答えの読み方:良い面だけでなく、大変だった点と、どう乗り越えたかまで話してくれる方は、実情を伝えようとしてくれていると読めます。話した内容を、SNSなどに載せないようにしましょう。

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