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介護職の転職 面談・面接で聞く質問文テンプレート

求人票には書かれていない、処遇改善加算の配分、夜勤の回数、人員配置などを、角を立てずに聞くための質問文です。そのまま読み上げて使えます。面談では、利用者さんの氏名・病名など、個人が分かる情報は話さないでください。

1 処遇改善加算と給与の内訳

  • 「求人票の『処遇改善手当』は、月額でいくらですか。基本給と手当のどちらに入っていますか。」
  • 「処遇改善加算による賃金の上乗せは、賞与の計算にも含まれますか。」
  • 「この事業所が取得している処遇改善加算の区分を教えてください。」
  • 「職員の賃金改善の内容を、書面で見せていただくことはできますか。」
  • 「提示の年収の内訳(基本給・夜勤手当・各種手当・賞与)を教えていただけますか。」

聞く理由と答えの読み方: 処遇改善加算(正式名称は「介護職員等処遇改善加算」)の賃金改善は、基本給・手当・賞与のうち対象にする項目を法人が決めて行います。国は、安定した処遇改善のために基本給による改善が望ましいとしています(令和8年度の通知)。「加算込みで月給〇万円」とだけ答えるときは、内訳を聞き直しましょう。手当だけで改善している場合は、賞与の計算に入らないことがあります。国の調査(令和6年度)では、加算を取得している事業所は95.5%なので、「取っていない」という答えのときは、理由も聞きます。

2 夜勤の回数と体制

  • 「夜勤は月に何回で、夜間は何人の体制ですか。」
  • 「夜勤の回数は、希望に合わせて調整できますか。夜勤を減らしたい場合は、どうなりますか。」
  • 「夜勤手当は1回いくらですか。深夜の割増賃金は、夜勤手当に含まれていますか、別に支払われますか。」
  • 「夜勤明けの翌日は休みになりますか。仮眠と休憩は、実際にどのくらい取れていますか。」

聞く理由と答えの読み方: 午後10時から午前5時までの深夜の勤務には、25%以上の割増賃金が必要です(労働基準法第37条)。夜勤手当に含まれるか別に払われるかは、就業規則で決まります。日本医労連の2024年の調査(121施設)では、2交替制の職場の67.1%で、夜間は1人体制でした。「状況によります」という答えのときは、「直近の1か月で、夜勤が最も多かった人は何回でしたか」と、実績で聞き直します。

3 人員配置と日々の働き方

  • 「日中と夜間それぞれ、利用者さん何人に対して職員が何人つく体制ですか。」
  • 「欠員や急な欠勤のときは、どなたが、どのように対応していますか。」
  • 「介護助手や事務の職員はいますか。食事の準備や清掃などは、介護職員がどの程度担当していますか。」
  • 「処遇改善加算の職場環境の要件で、どのような取り組みをされていますか。公表しているページを教えてください。」

聞く理由と答えの読み方: 配置の基準を満たしていても、現場の人数に余裕があるとは限りません。処遇改善加算の上位の区分を取る事業所は、職場環境をよくする取り組み(介護ソフトやタブレットの導入、見守り機器、介護助手の活用など)を選び、介護サービス情報公表システムの「事業所の特色」欄や、自社のホームページで公表することになっています。公表されている内容と、実際の話が合っているかを確かめましょう。

4 休み・シフト・休暇

  • 「有給休暇は、直近1年で平均してどのくらい取れていますか。」
  • 「希望休は、何日前までに出せば通りやすいですか。シフトは何日前に決まりますか。」
  • 「日勤のみの職員の割合を教えてください。日勤のみでも、夜勤の応援を頼まれることはありますか。」

聞く理由と答えの読み方: 年に10日以上の有給休暇がある職員には、年5日の取得が会社に義務づけられています(労働基準法第39条)。「取りやすい雰囲気です」という答えのときは、「直近1年で、平均して何日取れましたか」と数字で聞き直します。子どもの行事や家族の看病で休める職場かは、実際に休んだ人がいるかで分かります。

5 定着・教育・相談のしやすさ

  • 「この1年で退職された職員は何人ですか。職員の平均の勤続年数も教えていただけますか。」
  • 「新しく入った職員の研修は何日で、独り立ちまでどのくらいかかりますか。」
  • 「資格取得の支援はありますか。研修の費用と、受講のためのシフトの調整、受講後に辞めた場合の費用の扱いを教えてください。」

聞く理由と答えの読み方: 退職者の数と勤続年数は、働き続けやすさの手がかりです。介護サービス情報公表システム(厚生労働省)には、多くの事業所の従業者数、資格・経験年数、前年度の採用者数・退職者数が載っています(掲載内容は事業所の報告によります)。先に見ておき、「公表されている数字と、いまの状況は同じですか」と聞くと確かです。研修の費用を職場が出す場合は、返還の決まりがないかを、書面で確かめます。

6 登録・面談の進め方(エージェントに伝える)

  • 「連絡は、平日の夜やメールでお願いできますか。電話は、時間帯を決めていただけますか。」
  • 「夜勤の回数や、日勤のみで働けるかは、求人ごとにメールで残していただけますか。」
  • 「今の職場に知られないよう、応募したくない法人や事業所を、登録の時点でお伝えしておきます。」

聞く理由と答えの読み方: 連絡の手段・時間・件数の希望は、登録のときに伝えておくと、各社が合わせてくれることがあります。夜勤明けに電話に出られない方は、とくに先に伝えましょう。求人の夜勤の回数や加算の配分は、メールなど文字で残してもらうと、入職後に「聞いていた話と違う」ときに確かめられます。

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