介護職の夜勤専従|年収の目安と、働く前に確かめたい夜間の体制・健康診断


夜勤専従は、日勤を入れずに夜勤だけで働く形です。夜勤の回数が多い分、手当で年収は上がりやすくなります。その一方で、夜間の人数、休憩や仮眠、健康診断など、働く前に確かめることが多い働き方です。
こんな方に
- 日中は子どもの世話や家のことに時間を使いたい
- 夜勤手当をまとめて稼いで、年収を上げたい
- 交代制で生活リズムが乱れるより、夜勤だけに固定したい
- 夜勤専従の求人を、条件を比べながら探したい
年収・働き方の目安
| 資格 | 夜勤ありの交代制(特養・老健) | 夜勤専従 |
|---|---|---|
| 無資格・初任者研修・実務者研修 | 350〜420万円 | 380〜450万円 |
| 介護福祉士 | 400〜470万円 | 430〜500万円 |
※常勤の年収(額面)の目安で、賞与と夜勤手当を含みます。ケアマネジャーの仕事は日勤が中心のため、夜勤専従は介護職員として勤務する場合として、介護福祉士と同じ幅で見てください。
夜勤の回数が交代制より多い分、同じ資格の交代制より高い幅になります。夜勤手当が1回5,000〜8,000円なら、月に10回で年に60〜96万円です。手当の額は法人で違い、夜勤の回数が増えるほど体への負担も増えます。
決める前に知っておきたいこと
夜勤は長時間になりやすい。 日本医労連の2024年の調査(121施設)では、2交替の夜勤を行う施設は88.4%で、その84.8%が16時間以上の長時間勤務でした。夜勤専従は、この長い勤務が続きます。休憩と仮眠が実際に取れているかが大切です。
夜間は1人体制のことがある。 同じ調査では、2交替制の職場の67.1%で、夜間は1人体制でした。入居者さんの急変や転倒のときに、誰に連絡し、誰が応援に来るのかを、事前に確かめます。
深夜の割増賃金は法律で決まっている。 午後10時から午前5時までの深夜の勤務には、1時間あたりの賃金の25%以上の割増賃金を払う必要があります(労働基準法第37条)。夜勤手当に割増が含まれているか、別に支払われるかは、就業規則で決まります。
健康診断は年2回の対象。 深夜業を含む業務に常時つく人には、事業者が6か月以内ごとに1回(年2回)の健康診断を行うことが決められています(労働安全衛生規則第45条)。夜勤専従で働くなら、受けられる仕組みがあるかを確かめましょう。
処遇改善加算の配分。 加算の配分は法人の判断ですが、国は、一部の職員に偏った配分を避けるよう示しています。夜勤専従の職員にも配分があるか、基本給と手当のどちらに入るかを確かめます。
面談・面接で確認すること
- 「夜勤は月に何回で、連続で入る日数はどこまでですか。夜勤明けの翌日は休みになりますか。」
- 「夜間は何人の体制ですか。入居者さんの急変のときに、連絡する先や応援に来る人はいますか。」
- 「仮眠と休憩は、何時間、どこで取れますか。実際に取れていますか。」
- 「夜勤手当は1回いくらですか。深夜の割増賃金は、夜勤手当に含まれていますか、別に支払われますか。」
- 「夜勤専従の職員にも、処遇改善加算の配分はありますか。基本給と手当のどちらに入りますか。」
ご自身でできる確認
- 求人票で、夜勤の時間帯(例:夕方から翌朝まで)と、休憩・仮眠の時間を確かめる
- 家族の予定(子どもの送迎、通院など)と、夜勤の入る曜日・回数が合うかを書き出す
- 健康診断が年2回ある職場か、いまの職場の扱いも含めて確かめる
- 夜勤専従が体に合うか不安なときは、交代制で夜勤の回数を増やす形から試せるかを聞いてみる
夜勤専従で年収400万円超へ
作例:東海・33歳・初任者研修
知りたかったこと
子どもが小さい間は日中に家にいたい。夜勤専従で年収400万円を超えられるか知りたい。
分かったこと・ご案内した先
初任者研修・夜勤専従の目安380〜450万円をお伝えし、夜勤手当と深夜割増の扱い、夜間の人数、仮眠・休憩、健康診断を確かめる質問文を添えて、エージェントを2社ご案内しました。
