介護の資格を取りながら転職|初任者研修・実務者研修・介護福祉士の道すじと費用の支援


介護福祉士までは、初任者研修、実務経験、実務者研修と、段階を踏む道すじです。資格を取りながら転職するなら、費用の支援と、受講のための休みを、転職先で先に確かめておくことが大切です。
こんな方に
- 働きながら介護福祉士を目指したい
- 実務者研修を取る時間と費用が心配
- 資格を取ると給与がどう変わるのか知りたい
- 転職先で、資格取得を応援してほしい
年収・働き方の目安
| 資格 | 厚生労働省の調査(月額) | 年換算 |
|---|---|---|
| 資格なし | 29.1万円 | 約349万円 |
| 初任者研修 | 32.5万円 | 約390万円 |
| 実務者研修 | 32.7万円 | 約393万円 |
| 介護福祉士 | 35.0万円 | 約420万円 |
※厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査」(2024年9月、常勤の介護職員の平均給与額)。勤続年数や施設の種類を問わない平均です。
しごと帖の目安では、同じ「特養・老健の夜勤あり」の働き方で、無資格〜実務者研修が350〜420万円、介護福祉士が400〜470万円です。資格を取ると、目安の幅が50万円ほど上がります。
決める前に知っておきたいこと
介護福祉士までの道すじ。 初任者研修(130時間)を取り、従業期間3年以上かつ従事日数540日以上の実務経験を積み、実務者研修(450時間。初任者研修を修了していれば320時間)を修了すると、介護福祉士国家試験を受けられます。試験実施年度の3月31日までに実務経験が満たされる見込みでも受験できます。申込の時期は年度ごとに、社会福祉振興・試験センターで確かめます。
費用の支援。 ひとつ目は、教育訓練給付制度の特定一般教育訓練です。雇用保険の条件を満たし、対象の講座を修了すると、受講費用の最大50%(2024年10月以降の受講開始分)が支給されます。対象の講座かは、厚生労働省の講座検索システムで確かめます。ふたつ目は、都道府県の社会福祉協議会の実務者研修受講資金貸付で、一定の期間、介護の仕事を続けると返済が免除される場合があります。みっつ目は、勤務先の支援です。
勤務先の支援は条件を確かめる。 費用を勤務先が負担する場合は、一定の期間内に退職すると返還を求められる決まりが、あるかもしれません。口頭ではなく、書面で確かめましょう。
資格を取ったあとの給与。 介護福祉士の資格手当の額や、昇給の仕組みは、法人で違います。加算の区分Ⅲ以上の事業所は、経験や資格に応じて昇給する仕組みを設けることが要件です。手当と昇給の基準が書面になっているかを聞きます。
面談・面接で確認すること
- 「資格取得の支援には、どんな制度がありますか。費用はどこまで負担してもらえますか。」
- 「費用を負担してもらった場合、一定の期間内に辞めたときの返還のきまりはありますか。書面で見せていただけますか。」
- 「実務者研修のスクーリングや試験の日は、休みやシフトの調整をしてもらえますか。」
- 「介護福祉士を取ると、資格手当はいくらつきますか。昇給はどう変わりますか。」
- 「受験に必要な実務経験証明書は、いつでも作成していただけますか。」
ご自身でできる確認
- 介護の仕事の従業期間と従事日数を数え、受験資格の見込みを確かめる
- 雇用保険の加入期間を確かめ、教育訓練給付の対象講座をハローワークや講座検索システムで調べる
- お住まいの都道府県の社会福祉協議会で、実務者研修受講資金貸付の条件を確かめる
- 勉強用の介護福祉士・ケアマネの一問一答アプリは準備中です。公開までは、過去問題を試験センターのページで確かめられます
働きながら介護福祉士を目指す
作例:近畿・29歳・初任者研修
知りたかったこと
初任者研修を持って2年働いている。介護福祉士を目指して転職するなら、費用の支援と休みがある職場を選びたい。
分かったこと・ご案内した先
実務経験の期間と実務者研修の道すじをお伝えし、資格を取ると給与の目安が上がる幅を示して、費用の返還のきまりなどを聞く質問文とあわせて、エージェントを2社ご案内しました。
