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夜勤専従の看護師で年収を保つ:年収の目安・体への負担・契約で確認すること

夜間の病棟で、患者さんの様子を確認する看護師の場面(イメージ)
夜間の病棟で、患者さんの様子を確認する看護師の場面(イメージ)

夜勤だけに入る働き方は、夜勤手当の分、年収を保ちやすい一方、体への負担がもっとも大きい働き方です。年収の目安と、契約の前に確かめたいことを整理します。

こんな方に

  • 子どもが独立し、夜勤を中心に働いて年収を保ちたい
  • 日中の時間を、自分のために使いたい
  • 夜勤の経験が長く、夜勤の働き方に慣れている
  • 体への負担と契約の中身を、事前に確かめておきたい

年収・働き方の目安

項目 目安
年収 500〜600万円
夜勤 月10〜12回
特徴 夜勤の回数・時間が最も多い

※目安の幅です。賞与・手当・地域で変わり、個々の求人とは異なります。病院の夜勤手当(定額分)の平均額(2交代の夜勤1回あたり約11,500円)で計算すると、2交代で月10回なら月に約11.5万円、年に約138万円です(日本看護協会「2025年病院看護実態調査」の平均額から計算)。

決める前に知っておきたいこと

夜勤専従は、体への負担が大きい働き方です。 日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」は、夜勤専従を、夜勤の総時間と回数の面から負担がより大きい勤務とし、まず夜勤の総時間・回数を少なくすることが重要としています。勤務者自身の選択のもとで行い、負担を減らす対策を講じるよう求めています。

夜勤後の休息を確かめましょう。 同ガイドラインは、2回連続の夜勤の後はおおむね48時間以上、1回の夜勤の後もおおむね24時間以上の休息があることが望ましいとしています。夜勤の連続回数は2連続までを目安にしています。

求人は、限られています。 同協会の調査(2025年)では、一般病棟の看護職員のうち夜勤専従は3.3%、正職員の働き方として「夜勤のみ」を選べる病院は31.2%でした。

給与の内訳と、健康診断の決まりを確かめましょう。 深夜(午後10時〜午前5時)の労働には、通常の賃金の25%以上の割増賃金が必要です(労働基準法)。夜勤手当は、深夜の割増賃金を含む定額の病院が52.0%、割増賃金とは別に定額を支給する病院が31.2%でした。同じ金額でも内訳が違うため、確かめましょう。また、深夜業を含む業務に常時従事する労働者には、配置換えのときと6か月以内ごとに1回、定期の健康診断を行うことが事業者に義務づけられています(労働安全衛生規則)。

面談・面接で確認すること

  • 「夜勤は月に何回・何時間までですか。上限はありますか。」
  • 「夜勤明けの休みは何日で、連続して夜勤に入る回数の決まりはありますか。」
  • 「夜勤手当に、深夜の割増賃金は含まれていますか。別に支給されますか。」
  • 「夜間の看護師は何人で、急変や救急の受け入れはどのくらいありますか。」
  • 「体調を崩したときに、夜勤の回数を減らしたり、日勤へ異動したりする相談はできますか。」

ご自身でできる確認

  1. 直近の健康診断の結果と、睡眠の状態を確かめ、不安があれば主治医などに相談する。
  2. 家族の生活リズムと、夜勤の曜日・回数が合うかを話し合う。
  3. 今の給与明細で、夜勤手当と深夜割増の内訳を確かめる。
  4. 診断で、今の負荷の目安と、夜勤専従での年収の幅を確かめる。
利用の例

夜勤専従で年収を保つ

作例:九州・38歳・循環器病棟の看護師

知りたかったこと

子どもが独立し、夜勤に集中して年収を保ちたい。体の負担と、契約の中身が気になる。

分かったこと・ご案内した先

夜勤専従は月10〜12回で、年収の目安は500〜600万円です。一方で、日本看護協会は夜勤専従を夜勤による負担がより大きい勤務としています。夜勤の回数・時間の上限、夜勤後の休み、深夜業の健康診断、給与の内訳を聞く質問文をお渡しし、病院の求人を扱う転職エージェントを1社ご案内した、という使い方です。

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