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SRE・インフラエンジニアの転職 年収の目安と、オンコール・障害対応の確かめ方

モニターで障害の状況を確認するSREの場面(イメージ)
モニターで障害の状況を確認するSREの場面(イメージ)

SREは、サービスが止まらないように支える仕事です。同じ「SRE」でも、改善の仕事が中心の職場と、夜間の呼び出し対応が中心の職場があります。年収だけでなく、オンコールと障害対応の体制を確かめてから動きましょう。

こんな方に

  • 夜間・休日のオンコール(呼び出し対応)が多く、休んだ気がしない
  • 「SRE募集」の求人に応募したが、実際は運用保守が中心だった
  • クラウドやIaC(インフラをコードで管理すること)の経験があり、市場価値と年収の幅を知りたい
  • 生成AIなど、新しい領域のチームに移れるか知りたい

年収・働き方の目安

経験 年収の目安
経験3年(1〜4年目) 500〜650万円
経験5〜8年(5〜9年目) 650〜900万円
リード・10年以上 900〜1,200万円

※額面(賞与込み)の目安です。クラウド認定とSREの実務、AI・MLの本番運用、テックリード、英語、自社開発は上がる条件です。SES常駐のみ、レガシー保守のみの経歴は下がる条件です。

働き方では、オンコールの回数・交代する人数・手当が、年収と同じくらい生活を左右します。

決める前に知っておきたいこと

  • SREは「改善する仕事」です:SRE(サイト信頼性エンジニアリング)は、サービスの信頼性の目標値(SLO)を決め、運用の作業を自動化で減らす考え方です。Googleが公開している資料では、運用作業を業務時間の半分以下に抑え、残りを改善のエンジニアリングに充てるとしています。求人票の「SRE」が、この意味とは限りません。
  • オンコールの目安があります:同じ資料では、オンコールは1人の時間の4分の1まで、1回の当番(12時間)で対応する障害は2件までを、続けられる目安としています。週ごとの交代で4分の1を守るには、1拠点なら8人以上が必要とも書かれています。交代する人数が少ない職場ほど、1人あたりの回数は増えます。
  • 待機の時間が労働時間になる場合があります:厚生労働省のガイドラインでは、すぐ対応するよう求められ、労働から離れることが保障されていない待機の時間(手待時間)は、労働時間として扱うとしています。オンコールがこれに当たるかは、拘束の程度から個別に判断されます。待機の手当と、対応した時間の扱い(時間外手当・代休)を確かめましょう。
  • 時間外労働には上限があります:原則は月45時間・年360時間です。特別な事情があっても、年720時間などの上限があります(厚生労働省)。
  • 振り返りの文化を見てください:障害のあと、個人の責任を問わずに原因と再発防止を話し合う場があるかで、対応の負担と長く働けるかが変わります。

面談・面接で確認すること

  • 「SREは専任のチームですか、開発との兼務ですか。サービスの信頼性の目標値(SLO)は決まっていますか。」
  • 「オンコールは月に何回ほどで、何人で交代していますか。待機の手当と、対応した後の代休や翌日の扱いも教えてください。」
  • 「直近で大きな障害があったとき、対応の流れと、その後の振り返りをどのように行いましたか。差し支えない範囲で教えてください。」
  • 「技術的負債の返済には、業務時間のどのくらいを充てていますか。」

ご自身でできる確認

  1. 直近3か月のオンコールの回数と、対応にかかった時間を、記録から数える
  2. 担当したシステムの規模(利用者数・リクエスト数・構成)と、改善した成果(障害の件数、復旧までの時間、コスト)を数字で書き出す
  3. クラウドの認定資格と、IaC(Terraformなど)の実務の有無を整理する
  4. 今の年収(額面)と、固定残業代が含まれていないかを、給与明細で確かめる
利用の例

29歳SRE・オンコール月10回・年収650万円・生成AIチームへ

作例:関東・29歳・SRE

知りたかったこと

オンコールが月10回で疲れている。年収を下げずに、生成AIのチームがある会社に移りたい。

分かったこと・ご案内した先

SRE・経験5〜8年の目安650〜900万円のうち、スキル診断の結果が高い帯だったため、700〜900万円寄りの幅をお伝えしました。確かめる指標として、オンコールの回数と手当、障害の振り返り、生成AIの利用方針の質問文をお渡しし、AI領域の求人区分があるエージェントを2社ご案内しました。

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